2006夏石鎚登山

 
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(それぞれ入ってきた方向へお戻りください。)

 

(2006年8月21日、撮影は全て8月19日)

昨年は東京方面(主にTDR)へ出かけたときに、その1日目と2日目の間に台風が直撃した。今回も8月18日に台風が熊本付近を通過した。しかも、速度が遅いことと、なんと言っても西日本最高峰の石鎚山である。

ともかく、宿を押さえていることもあって、まずは予定どおり8月19日午前10時に家を出て、12時半頃に土小屋の国民宿舎へ到着する。いや、本当に最初から行く気があれば、もっと早く家を出ていたはずである。視界はかなり悪い。が、西条方面は視界が開けており、雨は霧雨程度である。ということで、無謀にも、12時45分頃半そでのシャツにビニール合羽のいでたちで国民宿舎を出発する。国民宿舎からの場合、頂上までは約4・3キロ。

基本的に、土小屋〜石鎚山登山は尾根縦走である。成就社からの合流地点直前では天狗岳の南斜面を通ることになる。が、その縦走部に出たところで、猛烈な南風を受ける。視界はほぼゼロ。途中でかずまるを連れてきて良かったのだろうか?とも思ったが、幸い、当のかずまるはやる気満々である。

それと、なんと言っても、我がボーダフォンでも携帯電話がつながることである。それどころか、テレビまでもが映る。登山道は以前よりも整備されており、危険だと思っていたところが、ほとんど手入れされている。

そんな山道を歩いて2時間15分。15時ちょうどに弥山の石鎚神社へと到着する。目の前の天狗岳も全く見えない悪天候なので、今回も天狗岳登頂は見送る。実は上の神社には撮影禁止と書いているのだが、宮司さんが「撮影禁止」なのは中を映すことであって、外から撮るのはかまわないとのこと。また、この神社の中も自由に入っていいと言ってくださったが、なにしろ寒い。気温16度。猛烈な風。そして、ビニール合羽の下の服はびしょ濡れ。動きを止めたら風邪をひきかねない。

結局は、頂上にある宿で少々休んで15時25分には頂上を後にする。が、ドラマはここから待っていた。石鎚山はその名のとおり成就社からのコースは岩山である。土小屋ルートも頂上までの1キロが岩山の登山になる。つまり、下りで逆に体力を消耗する。あと2キロというところで16時55分。かずまるの体力が切れた。無理やりカロリーのある飲み物や食べ物でごまかす。暴風はやまず、逆に北側斜面に出ると、風は避けられるが、薄暗くなってきた。

が、ここからのかずまるは頼もしかった。あと30分程度ならは、早く帰って休みたい、とのごとくどんどんと山を下っていった。それになんと言っても、あと2キロ弱。しかも携帯電話もつながる。山道も転落するほどの危険性はない。暴風の音が不気味なだけで、冷静に考えれば危険はないはずである。そして、頂上から2時間05分後の17時30分、無事に国民宿舎へ帰ってきたのであった。

これが国民宿舎からの眺め。暴風の石鎚山から降りてきても、このように下界は開けていた。手前の山とその向こうの山の下がロープウェイ登山口、その向こうに見えるのが西条市の加茂川と中山川の下流域である。

ちなみに、翌日の朝は前日よりも天気が悪く、雨がかなり降っていた。が、昼からは天候が回復していたようだが、我々はすでに面河関門の「山岳博物館」経由で御三戸の河原で遊んで帰宅の途についていた。

それにしても、もう一日台風の通過が早ければ・・・というところであった。

 

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