散策 中南予地方1

愛 媛 の 散 策

 

愛媛県中南予地方

 

国土地理院の規定に基づき、同2万5千分の1の地図へのリンクをしています。

> 愛媛の散策へ > 愛媛県中南予方面 > 第1話
 

花の森ホテル(伊予市中山)

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GW恒例の中山「花の森ホテル」行軍。ここの昼食が美味で、昼食だけに出かけております。
小学生以下限定お子様ランチが1000円、通常のランチが1500円、ただ、かずまるは「お子様ランチ」に景品がついていなかったので、少々すねておりました。徳島駅前のうどん店じゃあるまいし。

昼食後は、近くの植物園へ・・・妻に言わせると、この植物園は段々とサービス内容が落ちてきているとか・・・

以前あった自転車遊戯施設がいつのまにかなくなってしまっていたが、今回は前日買った玩具のおかげで、大変楽しめた。この自転車遊具施設には、周回コースもあるのだが、今年はついにその中央にある遊戯施設に行くことなく、3時間近く居座ってしまった。

【交通】
松山市内から国道56号を車で1時間弱。(2005.05.01記載)

 
 
 
 

> 愛媛の観光へ > 愛媛県中南予方面 > 第2話
 

宝泉坊ロッジ(西予市:旧城川町高野子)

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一般のいわゆる国民宿舎よりは格段に寝心地が良いのに、なんと1泊朝食つきで大人2500円という冗談みたいなホテル。我々は3名であったので、ソファベッドを入れてもらって、トリプルで過ごした。ただ、値段を考えると、文句は言えないのだが、アメニティセットの装備はなく、自動販売機もない。しかし、3人で6700円は魅力である。近くに三滝ロッジという宿泊施設もある。こちらは宝泉坊ロッジよりも新しい。

部屋はリゾートホテルと言うわけには行かないが、ビジネスホテルよりは広く、なんと言っても木をふんだんに使っているところがよい。風呂は本館に温泉があり、宿泊客は無料では入れる。ただ、むしろ、地元の人が仕事帰りに寄るという印象を持った。まあ、かずまるの自宅にも近くに久万ノ台温泉があるのだが・・・

食事は温泉の隣にいかにも公営のような食堂がある。団体客の対応はどうするのだろうと思うくらいではあるが、味は良く、この一夜を裏切るものではなかった。この山の中にあるロッジであるから、夜食などは注意していたのだが、近くにコンビニができていた。また、ロッジに併設して、「宝泉坊かずさ」という出前もしてくれる食堂もある。時代は変わったと感じる。ちなみに、「暴れん坊かずき」か?

【交通】
松山市内から国道56号を車で1時間行き、内子町五十崎から肱川、城川方面へ約45分。(2005.05.22記載)

 
 
 
 

> 愛媛の観光へ > 愛媛県中南予方面 > 第3話
 

城川総合運動公園(西予市:旧城川町土居)

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昭和60年頃、当時の町長が飛行機好きで、なんとか子供たちに実物模型を見せたいと思っていたところ、ちょうど陸上自衛隊も同様に自衛官募集活動の一環として、格安費用で(というより、ほとんどタダ同然で)この公園に配置された。

当時は「静かな町に戦闘機?」とも新聞に書かれたりもしたが、私はこの手腕は現在の町おこしの原点にもなっていると思う。この公園にはさらにトリムコースや、当時はまだ珍しかった長距離滑り台もあった。

当時の城川町はちょうど、城川旧4村対抗「四輪ピック」と名づけた町内運動会をしたり、昔から伝わる「御田祭り」を「城川どろんこ祭り」として観光化したりしていた。タバコの広告にしても「城川の夢も一緒に買うタバコ」という立て看板を道路の脇に立てたりしていた。

その後、戦闘機は3機に増え、またまた新聞にたたかれたりもしていたが、私は友人や義兄など、機会があれば連れて行ったものである。

だが、時は移って、東宇和郡4町と西宇和郡三瓶町が合併し、西予市となって、この公園は忘れられてしまったようだ。戦闘機は1機になり、かつてヘリコプターがあったところにチェーン跡などの名残があるだけで、トリムコースも荒れ放題となってしまった。

合併は行政のスリム化を図るものではあるが、同時にこのような地域の施設をも合理化していった。ボランティアで清掃できればよいのだろうが、人口減と高齢化が進む中、それも必要最小限となってしまった結果がこれなのだろうか。

同じく、一度閉鎖して、スリム化の上、リニューアルオープンしたニューレオマワールドも、清掃面、清潔面ではかつての面影はなく、(距離と費用を考えると)二度と行くか?と思ったが、これからの地域の公園はもはや穴場はなくなってしまうのだろうか。

【交通】
松山市内から国道56号を車で1時間行き、内子町五十崎から肱川、城川方面へ約45分。(2005.05.22記載)

 
 
 
 

> 愛媛の観光へ > 愛媛県中南予方面 > 第4話
 

歴史文化博物館(西予市卯之町)

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平成6年に新居浜市の科学博物館と同時に開館した愛媛県歴史文化博物館。当時私は宇和島市に住んでいたので、ここへはよく行った。

博物館としては、レプリカの展示の塊であり、歴史的価値という観点からは少々問題のある博物館である。ただ、ここは博物館とはなっているが、そもそもの位置づけとしては生涯学習の拠点である。従って、会館の中にはそれらの学習をするための施設がある。その意味では、博物館であるということの方が副産物であるので、それを考慮すれば、結構遊べる場所である。

上の写真にあるのは、かつての伊予鉄道路面電車であるが、これもまたレプリカである。本当は保存会の方々が寄贈をしようとしていたが、結局レプリカの方が安くつくということでこのようになったのだという。

ここでは、イベントが結構あるのだが、かずまるは当日のイベントである「万華鏡」を結構まじめに作成しており、私の当初の思惑とは別に、今後も来たいところである。

【交通】
松山市内から国道56号を車で1時間行き、内子町五十崎から肱川、城川方面へ約45分。(2005.05.22記載)

 
 
 
 

> 愛媛の観光へ > 愛媛県中南予方面 > 第5話
 

明治の街並み(八幡浜市:旧保内町宮内)

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現在は八幡浜市と合併したのだが、この旧保内町は実は愛媛県で最初に近代化の火が灯った場所である。というわけで、ここには結構古い建物が残されている。

上の写真は旧東洋紡績川之石工場の赤レンガ倉庫跡。 明治22年四国で最初の紡績宇和紡績が川之石で操業開始。その当時の赤レンガ倉庫が残る。

このレンガ倉庫の河辺には、「もっきんロード」と名づけられた旧保内町が川を占用して整備した遊歩道がある。

川之石ドレスメ−カ−女学院(旧白石和太郎邸洋館) である。しかしながら、中を見ると、本日は終了しましたというよりも、なんだか適当に中に荷物を放り込んでいますという感じがする。

明治11年には、県下のトップをきって第二十九国立銀行が設置された。現在はその場所に伊予銀行が建てられているが、旧保内町の歴史がうかがわれる。八幡浜市の合併で一度は八幡浜、保内という旧市町名を消そうと(放っておくと勝手に人口の多い八幡浜市となるのが解っているから)最後まで抵抗したのも、昭和35年に人口5万8000人あった八幡浜市が昭和61年には人口4万人を切り、現在は3万1000人にまで減少しているのに比べて、旧保内町の人口は昭和60年頃とほぼ横ばいの1万人を維持していることによるものだと思うが、やはり歴史の古さに対するプライドがあるからかもしれない。

ただ、この街並みについては、市販されているガイドブックをまともに信じてはならない。無料駐車場ありとはなっているものの、それは旧役場のことであり、そこからは約1キロほど離れている。また、道路は狭く、案内板も一切ない。街も一応トピカルと思われるところはそれなりに整備されているが、街並みというには程遠いものがある。決して期待をしてはならない。あくまで自分で探索するものである。今回は少々時間がなかったこともあるが、じっくり観察すれば発見があるのかもしれない。

【交通】
松山市内から国道56号、伊予市から国道378号を車で約1時間30分(2005.05.22記載)